4月2日のアルテミススタッフブログにて紹介をしたヴィヴィアン佐藤さんの個展 に行きました。会場の啓佑堂さんはしっとりとした貴重な書籍を多く取り扱っている雰囲気の本屋です。一歩はいるとそこは時が止まったかのような空間でした。静かにずらりと並んだ本の奥、突然表れた小さな空間にヴィヴィアンさんの作品はひっそりとしかし無限の存在感を持って展示されており、無言のままに私に迫ってきました。

当日、ヴィヴィアンさんが会場にいらっしゃいました。作者自ら作品ごとの細かい説明を聞ける貴重な経験です。
今回のヴィヴィアンさんの作品は、一見すると何を表現したかったのか解読することがやや困難です。ですが、じっくりその作品と向き合うことで、その奥深さが徐々に観覧者側の心に浸透するパワーがありました。
人は何故、苦境の時（例えば、不景気の時や精神的に疲れている時など）でも芸術を求めるのか。「芸術が内包する力」の大きさというものを、ヴィヴィアンさんのお話しから感じました。

4月2日のブログにて紹介をしました啓佑堂さんでの個展です。会期が延長されてまだ開催されているとのこと。ぜひ多くの方にヴィヴィアンさんの作品をご覧頂きたく思います。